どうもー。修論執筆のストレスをガジェット購入にぶつけていたポッターです。
今回はChromecast(第3世代)を使用した感想や検討している人に知って欲しいことを書きました。ちなみに最終的にはFire TV Stickに乗り換えました。
Fire TV Stick(第3世代)へ乗り換えた話も書いたので興味あれば是非~
主な使用環境
2020年10月末に購入して2021年1月まで約3ヵ月使用して、最初はスマホのミラーリングやPCのChromeタブのキャスト、youtubeのキャストなどもやっていましたが、最終的にはAmazonのPrime Video専用機と化していました。
また、テレビではなく自室の安い1080pのモニターに接続して使用していました。スピーカーではなく有線のイヤホンで音を聞いていましたが、モニターにイヤホンジャックが無かったため、イヤホンジャック付きのHDMI-VGAコンバーターを使ってイヤホンに音を流していました。
買った理由
欲しくなった理由はPCを開かずにPrime videoを見たくなったからです。
購入した当初はAmazonのPrime videoをかなり愛用するようになって、休日はノートPCを使って半日くらい見ることもありました。しかし、当初は研究が忙しくて休日も多かれ少なかれ作業をしていたので、休憩中も研究中も机に座ってノートPCを弄るという状態になっていました。
研究中と全く同じ環境で動画を見ても全然休んだ気分になれず、だいぶ研究に疲れを感じ始めていたときに「PC開かずに大画面でアマプラ(Amazon Prime)が見たい」と思うようになりました。
そしてChromecastを勢いで買っちゃった☆
研究で心が病み始めた頃「今日は1日絶対に1秒たりとも研究しないぞ!」と心に決めた日が何日かあったのですが、一切PCに触れずに動画が見れたのはとても良かったです。ちなみに病んだ時の話も以前書いたので興味あれば是非(笑)
良かった点
スマホだけで操作が完結
これしゅごい。未来を感じちゃった。初期設定もスマホだけでOK。そして、見たい動画の指示はもちろん音量の操作までスマホからできる。箱の中にも電源ケーブルとChromecast本体とスタートガイドしか入っていない。

操作のレスポンスが速い
人によって体感は違うかも知れませんが、Fire TV Stick(第3世代)と比較して操作のレスポンスが良かったと思います。もちろんルーターを経由してスマホからChromecastに指示が送られるのでラグはあります。でも、指示が届いた後の画面切り替えとかで処理落ちしている感じはしなかったですね。ほぼ動画を再生する機能しか持っていないからこそでしょう。あと第3世代になって60fpsに対応しているからか、UIのアニメーションが滑らかで軽快な印象を持ちました。
prime videoなら安定して1080p
家の回線速度によって変わってくるかも知れませんが、Prime Videoの場合はかなり安定した1080pのキレイな映像で楽しめました。Prime Videoを主な目的としていて購入を検討されている方はその点は安心してください。
不満点
Youtubeだと1080p維持されなかった(弱い回線のせい?)
これも家の回線速度によって変わる可能性がありますが、僕の環境ではYoutubeを見ていると高確率で途中で画質が落ちました。良い回線だったら1080pで維持されるかも知れませんが、同じ環境でFire TV StickでYoutubeを見たときは1080pで維持できたので要求水準が高いみたいです。というよりFire TV Stickは分かりづらいですけど画質設定ができて、Chromecastだと画質は自動調整になるので、その違いかも知れません。
Bluetoothイヤホンは普通には使えない
上記のように本体にイヤホンジャックが無いです。そのためイヤホンジャックが無いモニターでイヤホンを使おうとすると苦労するのですが、無線イヤホンという逃げ道もありません。Chromecast(第3世代)本体にBluetoothが搭載されていないので基本的にBluetoothイヤホンやスピーカーを使うことができません。
Bluetoothトランスミッターとレシーバーを買えばできなくはないと思いますが、それなら本体にBluetoothが内蔵されているFire TV Stick買った方が良くない?って感じです。
音量がMaxにリセットされることがある
ON-OFFスイッチ付きの電源タップを使っているので、外出時にChromecastをコンセント消してOFFにしていたのですが、起動後最初の動画で音量がMAXになっていることがありました。油断しているときに来る鼓膜への強烈一撃は、研究で擦り減った僕によくトドメを刺してくれました。
そのほか購入前に知ってほしいこと
映像はChromecast本体が直接読み取っている。スマホは指示だけ
スマホの映像をChromecastに送る機能もありますが、Prime Videoやyoutubeのキャストと呼ばれる機能を使っているときはChromecast本体が動画を読み取っています。
つまり、一度動画の再生が始まったらスマホの電源をオフにしても動画が終わるまで再生が続きます。
Chromecastの状態を把握するためにスマホも定期的に通信しますが、スマホは動画を読み取らないのでスマホ自体の電池消費は少なくなります。
イヤホンジャックが無い。モニターに繋ぐつもりの人は要注意
Chromecast(第3世代)の本体にイヤホンジャックがありません。つまり有線のイヤホンを使いたいならテレビやモニターのイヤホンジャックに刺さないと使えません。ここで気を付けて欲しいのが一部のテレビやモニターってイヤホンジャックが付いていないことがあります。付いていない場合はイヤホンジャックもついているHDMI-VGAの変換器などを使用しないとイヤホンが使えません。
余程のことが無ければVGAに変換することによる映像の劣化はそこまでないんですけど、問題は音です。安物の変換器を使うと音がノイズまみれになります。ある程度の音質を求めならちゃんとした値段のコンバーターを買う必要があります。Chromecastのためだけに買うとなると、色々ともったいない気がします。

音量はChromecastからの出力が調整される
Chromecastで音量調整をすると、Chromecast本体のHDMIからの信号に含まれる音の大きさが変化します。違う言い方をするとChromecastの音量とテレビやモニターの音量は独立しています。
Fire TV Stickの場合はテレビに音量の上げ下げの命令を出して音量調整します。そのため、テレビではなくてモニターを使用している場合はFire TV Stickだとリモコンやスマホで音量調整ができません。
ー2021/12/25追記ー
Fire TV Stickでワイヤレスイヤホンの音量をリモコンから調整できるようになっていました。もしかしたら現在or将来的にはFire TV Stickで有線イヤホンを使っていた場合でも音量調整ができるようになるかも知れません。
しかし、Chromecastは自身の出力を調整するので、モニターに繋いだ場合でもスマホから音量調整が可能です。
音だけをスマホから出すことはできない
本体にBluetoothが内蔵されていないことを知ったときに「音だけスマホから出ないかな?」と思って頑張って調べましたができないです。
結構需要ある機能だと思うしFire tv stickと違ってスマホ操作が前提なんだから実装してくれても良いのになぁって思います。
(Google Search Consoleを見ているとこの部分を目当てで来ている人がとても多いのに何もしてあげられなくて凄く申し訳ないです…)
ミラーリング(画面のキャスト)は遅延とノイズがあるし、縦横比はスマホ依存
Androidスマホの画面をそのままChromecastに映すミラーリング機能(画面のキャストという機能)があります。でもルーター経由で繋いでいるので、遅延がありますし画面にノイズが乗りがちです。
そしてスマホ全体の画面を映すので特殊な縦横比を持つスマホでミラーリングをすると、周りに黒い枠がついて画面全体を使ってくれません。
遅延があるのでゲームは絶対無理です。動画も家のローカルネットワークが余程強くないとキレイな画質を維持するのは難しいと思います。
旅行で撮った写真を大きい画面で共有するみたいな用途で使用するのがオススメです。後はアプリの使い方を教える時とかですかね?
結構発熱する。特にHDMIセレクターを使う人は注意!
本体は結構熱くなります。動画再生はやっぱり負担が大きいみたいです。火傷するレベルとまではいきませんがゴムやプラスティックに接触させ続けるのは怖いかな?ってレベルの熱さでした。
冷却ファンも付いていませんし、周辺の環境は注意してくださいね。
また、HDMIセレクターに接続した際に電力不足になって発熱したり動作が不安定になったりする現象があるようです。(僕も当時はHDMIセレクターを使用していました)
この現象はHDMIセレクターの方に電源供給をすれば解決するそうです。Chromecastをセレクターに差して使うつもりの人は注意してください。

ノートPCの無線サブディスプレイにするのはほぼ無理。Chromeのタブだけキャスト可能
Androidスマホはミラーリングできますが、PCはできません。当然ながらChromecastを繋いだモニターを無線サブディスプレイ化して2画面構成にすることはできません。
しかし、PCのChromeからタブをキャストすることができるので、Chromeしか2画面目に映さないみたいな使い方ならChromecastを無線サブディスプレイとして使うことはできますよ。一応。
ただ、応答性は良くないのでケーブルを使用した方が良いです。
最近はHDMIを無線化する商品やWiGigという規格を使用したワイヤレスドッキングステーションなどの商品もあるので、どうしても無線のワイヤレスディスプレイが欲しいという人はそっちの線で考えてみると良いと思います。
手軽さという面ではオマケとしてMiracastにも対応しているFire TV Stickが良いかも知れません。
最後に
以上のように、ChromecastはスマホだけでPrime VideoやYoutubeを大画面に映せる素晴らしい商品ですが、購入前に知っていて欲しいことが沢山あります。
もしChromecastとFire TV Stickで迷ったら、よく分からない人は多機能なFire TV Stickの方を買っておいた方が良いと思います。
Chromecastを買おうか迷っている人は是非よく検討した上で購入してくださいね。