どうもー。「これ以上やっても大差ない」と分かっていても細かいところまで掃除しちゃうポッターです。
突然ですが、あなたは「自分が使うパソコンはいつも重い」「新しいパソコンを買ってもすぐ重たくなる」と思っていませんか?
実はその悩み、Windowsのシステム自体を定期的にメンテナンスすれば解消されるかも知れません。
普段使っているパソコンの動作が軽くなれば、あなたの仕事や趣味が捗って日常生活がより充実しますよ!
なお、この記事で紹介する作業を行う際は自己責任でお願いします。(心配な人は大事なデータのバックアップを取ってください)
パソコンが得意な人にすぐ助けてもらえる、またはパソコンを弄るのが好きだと言う人だけ是非やってみて下さい!
ちなみに重たいパソコンだと1日がかりになるかも知れませんので注意してください。
Windowsは定期的にメンテナンスが必要
長い期間使ったパソコンってどんどん動作が重くなっていきますよね。
実はこれ、Windowsやソフト自体に不要なデータや壊れたデータが蓄積していくのが原因で起こることが多いんです。
また、買って間もないパソコンでも急に調子が悪くなった経験はありませんか?
これも何かの拍子にWindowsの一部が壊れたデータになったせいで、裏でエラーが大量に発生しているケースが多いです。
そのため、Windowsやソフトにできてしまった不要なデータを削除したり、壊れたデータを修復することで、動作が軽い状態に戻せる可能性があります。
パソコンはメーカー、ユーザー、ソフト、使い方がそれぞれバラバラなため、想定外のエラーが必ず起こってしまいます。予期せぬエラーというやつです。
だからWindowsでは定期的なメンテナンスが必要なのです。(別にWindowsに限った話ではないですけど…)
場合によっては素直にパソコンを買い替えた方が良いかも
パソコンの動きが重くなる原因の中には、単純にそのパソコンの中身の部品が時代遅れだからというパターンもあります。
特に安いパソコンの中には発売当時の時点でギリギリ使えるかどうかレベルの物もあります。
パソコンに使われているパーツ自体が低性能だったら、どれだけWindowsやソフトが健全な状態でも動作は速くなりません。
快適な動作を求めるなら適度に良い性能のパソコンを買いましょう。
よく分からないという人はパソコンに詳しい友人に相談して買いましょう。(家電量販店の店員はハズレを引くと危険だからオススメしない)
パソコンはぼったくり商品が多いのでテキトーに買うと失敗しがちです。
Windows11へのアップグレード後に重たい場合にもオススメ
今回紹介する方法はWindows10からWindows11にアップグレードした後に、パソコンの動作が凄く重くなった人にもオススメです。
僕もWindows11にアップグレードした直後はパソコンが重た過ぎて困りました。
ですが、今回紹介したメンテナンス方法によって動作はほぼ元通りに戻りました!
動作が重くて困っている人は10に戻す前に以下の方法を是非試してみて欲しいです。
[本題] Windows11のメンテナンス手順
①主要ソフトの再インストール
Office系の修復
仕事でOffice(WordやExcel)をよく使っている人は業務効率に大きく関わるので、まずはOfficeから手を付けましょう。
(「wordとかexcelなんて全然使ってないよー」という人はここを飛ばしてください。)
コントロールパネル > プログラムのアンインストールと進み、修復したいアプリを選びます。
ExcelやWordを単体で買った人以外はOfficeの親玉みたいなアプリがあるはずです。それを選んだ状態で修復ボタンを押しましょう。
しばらくすると修復画面が出てくるので、オンライン修復を選んで作業が終わるのを待ちましょう。


コントロールパネルから「プログラムのアンインストール」という項目が見つからないときは、上の画像のように表示方法の切り替えをしてください。


Officeは製品の種類がたくさんあるので、あなたのPCでは名前が違うと思います。
また、ソフト名の左側に青いチェックボックスが表示されない人が多いと思いますが、ソフト名が水色にハイライトされていればちゃんと選択できています。
変更ボタンを押したら、次の画面でオンライン修復を選んでしばらく待ちましょう。
これで作業は完了です。

短い時間で終わるとクイック修復と、ネットから最新データをダウンロードして本格的に作業するオンライン修復の2種類があります。
せっかくメンテナンスをするならオンライン修復でしっかりと修復してもらいましょう。
ブラウザ(Chrome, Edgeなど)の再インストール
Officeの修復が終わったら、よく使うブラウザも修復作業をしましょう。
まずChromeやEdge、Firefoxなど自分が使っているブラウザの名前で検索して公式サイトにアクセスします。
公式サイトからWindows11用のインストーラーをダウンロードしましょう。
(もしWindows11の表記が無ければWindows(64bit)などと書かれたものを選びましょう。)
ブラウザの場合は事前にアンインストールする必要はなくて、ダウンロードしたインストーラーを実行すれば勝手に再インストールされます。
EdgeとChromeに関しては再インストールしても設定は消えないので楽チンです。多分他のブラウザも同様でしょう。
「ブラウザが急に重たくなった」「ブラウザだけ動きが遅い」という人は今すぐ試してみましょう。
その他重たくなったソフトの再インストール
その他にも動作が重くて困っているソフトがあれば再インストールしてみましょう。
ソフトごとに違うので操作は説明しませんが、基本的にはインストーラーをダウンロードしたり付属CDなどから実行すればデータを残して修復できるはずです。
「既に○○がインストールされています」などと表示されて再インストールできない場合は、アンインストールしてから再インストールするしかないです。
運が良ければアンインストールのときに修復ボタンが出てくることもあります。
このとき、ソフトの設定が消えて再設定が必要になるかも知れないので注意してください。
終わったら次に進む前に再起動
再起動をして初めてインストールが完了するソフトがあります。
インストールが終わってない状態でここから先の操作をしてしまうと良くないので、次に進む前に必ず再起動をしましょう。
このとき必ず「再起動」ボタンを押してください!
「シャットダウン」を押した時と「再起動」を押した時でパソコンの動きが違います!

➁全てのアップデートを終わらせる
次に、セキュリティソフトとWindows update、その他ソフトのアップデートを全て完了させましょう。
動作が重くなったパソコンって、大体はセキュリティソフトとWindowsのアップデートが間に合わなくなって裏でずっと動くようになっていることが多いです。
そしてアップデートが正常に終わらなくてエラーが多発して、さらに重たくなるという負の連鎖に陥っているなんてこともあります。
本当は最初にコレの対処をした方が良いのですが、多分最初に皆さんが挫折するならココだと思ったので2番目にしました。
セキュリティソフトのアップデート
大体のセキュリティソフトは右下に小さくアイコンが表示されると思うので、そのアイコンをクリックして管理画面を開きます。
しばらくアップデートが上手く行っていない場合は警告が出て素敵な雰囲気の画面になっていると思います。
画面の指示に従って”アップデート” や “更新” と書いてあるボタンを押して、セキュリティソフトを最新の状態にしておきましょう。
使っているソフトごとに画面や操作が異なるので、ここは自力で頑張ってください。
Windows update
設定からWindows Updateが溜まっていないか確認しておきましょう。
もし最新の状態でなかったら右上のアップデートを「今すぐダウンロード」を押して、再起動の指示が出たら再起動したりして最新バージョンに持っていきましょう。

もし時間がかかりそうな場合は、更新作業を勝手に進める設定にして半日くらい放置しましょう。
上の画像の詳細オプションという場所をクリックした後、「最新の状態にしてください」という部分をオンにすると最新状態になるまで普段より強引に作業を進めてくれます。
(設定の戻し忘れに要注意!)

ノートPCだったら充電器刺したままで蓋を開けっぱなしにして放置しましょう。
もちろんパソコンによっては凄く時間がかかってしまう作業ですが、一度アップデートをしておかないといつまで経ってもバージョンが追い付かなくなってしまいます。
また、もしWindows Updateが失敗して進まない場合は一旦次の「システムのクリーンアップに進んでください。」
➂システムのクリーンアップ
システムのクリーンアップ手順
次はWindowsにできてしまった不要なデータを削除する工程です。
この機能は個人的に凄くオススメです。この機能を使って動きが劇的に改善した経験が何度もあります。
設定 > システム > 記憶域 > クリーンアップ対象候補というように進んでいきます。


そしてクリーンアップの対象候補を選ぶ画面についたら、一時ファイルという項目の中にある「詳細オプションを表示」というボタンを押します。
そうすると削除するファイルの候補が出てくるのですが、チェックを入れるものに注意してください。
何選べば良いか分からないという人は「Windows アップグレード ログ ファイル」は必ずチェックを外してください!
トラブルシューティングで使われる部分なので詳しい人以外は消さないようにしましょう。
また、「ダウンロード」という項目も、何を指しているのか分かっていない人はチェックを外してください。
ゴミ箱はお好みでチェックを入れてください。
そして、それ以外は余程のことが無ければ全部チェックを入れて大丈夫です。


チェックを入れ終わったら、最後に「ファイルの削除」を押します。
このとき進捗を表す小さいウィンドウが出てきます。このウィンドウが消えたら作業完了です。
ちなみに削除作業中にブラウザやofficeくらいなら使って大丈夫です。ですが、この先の作業をやるのはやめましょう。
(ちなみにWindows10以前からあるディスククリーンアップと同じ機能です。スタートの検索にクリーンアップと入力すると昔ながらの画面で操作できます。)
Windows Updateが進まない症状があるパソコンにもオススメ
パソコンが重くてこの記事に来た人は、次のような問題に直面していませんか?
- Windows Updateがある日から自動更新されなくなった
- アップデートしようとしたけど再起動の画面で〇%の数字が止まる(特に46%)
- Windows Updateに失敗し続ける
実はこれらの症状は大体「システムのクリーンアップ」で”Windows Updateのクリーンアップ”の項目を実行すれば直ることが多いです。
僕は大学の研究室がちょうどPCをそろそろ入れ替えないといけない時期に入って、オンボロPCをたくさん見てきました。
その経験から言えば「システムのクリーンアップ」をやれば大体Windows Updateが最新バージョンまで辿り着くようになります。
マジでオススメです。
終わったら次に進む前に再起動
Windows Updateのときって再起動中にもパソコンは頑張ってくれてますよね。
システムのクリーンアップではWindows Updateに似た作業を裏でやっていることが多いので、再起動しないと作業が完了しない場合があります。
そのため、次の工程に進む前に再起動しておきましょう。
(このとき必ず「再起動」ボタンを押すこと!「シャットダウン」を押した時と「再起動」を押した時でパソコンの動きが違います。)
④DISM.exeとsfc /scannowでシステム修復
注意!Windows updateが溜まっているならオススメしない
「Windows Updateの再起動中にパーセントの表示が進まなくなってアップデートできない」という人はここで止まってください!
そのままの状態でこれから紹介する作業をすると、途中で完全にフリーズしてOSのリカバリーという作業が必要になる危険性があります。(僕の経験的に)
そのため、Windows Updateが進まなくなったPCでは「システムのクリーンアップ」の部分は絶対に飛ばさないことをオススメします。
逆に言えば最新の状態までアップデートできた人は大丈夫なはずです。
DISM.exeを実行する手順
管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
スタートメニューの検索にcmdと入力すると出てくるので、右クリックして「管理者として実行」を押して進めます。

起動したら次のコマンドをコピペしてEnterを押します。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
しばらく待つと進行状況を表す表示が出てきて、作業完了のメッセージが出たら完了です。

sfc /scannowを事項する手順
管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。(1つ前の作業の後にコマンドプロンプトを閉じた人は)
起動したら次のコマンドをコピペしてEnterを押します。
sfc /scannow
しばらく待つと進行状況を表す表示が出てきて、作業完了のメッセージが出たら完了です。

終わったら次に進む前に再起動
修復作業が行われた場合はWindowsのシステム部分が書き換わっているので、一度再起動しましょう。
(このとき必ず「再起動」ボタンを押すこと!「シャットダウン」を押した時と「再起動」を押した時でパソコンの動きが違います。)
➄ドライブのデフラグと最適化
ここまで全ての作業が終わったら、Windows本体からは壊れたデータや要らないデータがほぼ無くなった状態になります。
ですが、ここまでの作業でパソコンは何度もデータを消したり書いたりしてました。
ザックリとテキトーに説明すればデータの配列がぐちゃぐちゃな状態になっています。(動作が重いパソコンは元々中身がぐちゃぐちゃだと思いますが…)
これを解消するのが「ドライブのデフラグと最適化」という機能です。(検索機能が使える人はそうっぽい単語打てばOK)



現在の状態の部分が「OK(最後に実行してから0日)」という表示になれば完了です。
本来であれば週一くらいで勝手にやってくれるのですが、動作が重たいパソコンは余裕がなくてやってないことが多いです。
(ちなみに「メディアの種類のところが”ソリッドステートドライブ(SSD)”になっているパソコンではこの機能を使っちゃダメ。SSDの寿命が縮む。」と言う人が居ますが間違いです。使って大丈夫です。SSDにはSSD用の処理をするので問題ありません。)
最後に
今回紹介した方法を実践すれば動作がかなり軽くなるはずです。
頻繁にやる必要はないですが、年に一回の大掃除のノリでたまにはWindows11も大掃除してみてはどうでしょうか。