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どうも。楽に生きたい系リケダンのポッターです。
今回はデスクトップ用にオリジナルのカッコイイ画像を楽に作る方法を模索していたところ、フラクタルアートというものに出会ったので紹介したいと思います。
まず、僕が現在デスクトップにしている画面がこちら

どうでしょう?少なくとも僕の感性にはドストライクな画像を作ることができました!
今回は絵心の無い僕にもできた、このような神秘的な画像を制作する方法を紹介します。
フラクタル図形とは
理系らしからぬ簡単な説明をしますと、同じ形状が沢山並んでいる図形のことです。
近くで見ても遠くから見ても同じような図形が沢山並んでいるように見えるという不思議な図形です。以下のリンクを見ると非常に分かりやすいと思います。

生物の身体や宇宙など自然界の様々なところでフラクタル形状は見られます。興味が沸いた人はちょっと勉強してみると良いと思います。
もしかしたら最初に見せたデスクトップ画像が全然フラクタル図形に見えない!と思うかも知れません。
しかし、カーブ形状をメチャクチャ長く繋げて遠くから眺めるとあんな感じの不思議な画像になります。
まぁ、カッコイイ画像作れりゃ何でもいいんだ。
フラクタル図形描画ソフトApophysis 7Xの起動
それでは、ここから例の幻想的な画像を作った描画ソフトを紹介します。今回はApophysis 7Xというソフトを使いました。
1. まず、以下のリンクで緑色のDownloadボタンを押してソフトをダウンロードします。(ダウンロードが始まるまで5秒程度待たされます。)
2. ダウンロードが完了したら、ファイルを解凍します。
3. 解凍したファイルの中のApophysis7X.exeをダブルクリックして起動します。(64bitのPCの場合、Apophysis7X64.exeを起動した方が良い。)
これでApophysis 7Xを使うことができます。インストールは不要なタイプなので楽チンですね。
図形のランダム生成と選別
Apophysis 7Xが起動したら、最初に画像がランダム生成されます。左の一覧表をクリックすると最初に生成された画像を見ていくことができます。この中からお気に入りのものを探しましょう。

大半は上の画像のように全然キレイじゃない画像ばかりになってしまい、リセマラみたいなことが必要なので若干面倒です。
そこで、より効率良く自分の好みの画像に出会うため、ランダム生成のルールを設定しましょう。
“Tools ⇒ Settings ⇒ Random”と進んでいくとランダム生成則の設定ができます。
最初は図形に対称性を持たせることのできる’Forced symmetry’と、生成数とファイル名を設定できる’Random batch’を弄れば良いと思います。
‘Forced symmetry’の’Type’を’bilateral’にすると左右対称、’Rotational’にすると点対称、’Dihedral’にすると面対称になります。

例として’Forced symmetry’の’Type’を’Dihedral’、’Order’を’3’に設定してみました。

そして、今回選んだ画像はコチラ。
なんか細かい点だらけで汚い!と思うかもしれません。
しかしこれは、PCの動作が重くならないように最終出力までは手を抜いてくれているだけです。いわゆるプレビュー。
最後はキレイな画像になるので問題ありません。
お気に入り画像の調整
お気に入りの画像が選べたら、それを微調整していきましょう。お気に入りの画像を表示されている状態で、上の‘fx’と書かれたボタンを押します。

そうすると下のような編集画面が出てくるので、右上のプレビューを見ながら、三角形を微調整してアレンジしましょう。
僕もまだ画像がどうやって生成されているかちゃんと理解していないのでアドバイスはできませんが、三角形や頂点を動かしてみて自分にドストライクな模様を作りましょう。
他のソフト同様に’Ctrl+Z’で戻せるので、色々と試しては戻してを繰り返して自分の感性にぶっ刺さる画像を作りましょう。

また、色も変えられます。
パレットみたいなアイコンをクリックすると編集画面が出てきて、下の選択ボックスから好きなグラデーションを選ぶと画像のグラデーションを変更することができます。


画像の生成
画像のアレンジが完了したら、いよいよ画像をキレイに出力します。まず、左の方にある青い歯車ボタンを押します。


この画像のようにレンダリング(画像を描くこと)の設定画面が開くので、
- 保存先を’Destination’
- 解像度を’Size’
- 画像の精密さを’Quality’
で指定します。
このとき、メモリ使用量を表す’Resouce usage’が赤くならないように注意しましょう。
ちなみに、Qualityは画像のようなDensity 4000, Filter Radius 0.7, Oversample 2がオススメされています。
設定が完了したら、下の’Start’ボタンを押しましょう。

こちらのような画面が出たらレンダリングが実行されています。下の’Remaining’という部分に出ている時間は、処理にかかる時間の予測値です。
PCのスペックに寄りますが高画質な設定だとそこそこ時間がかかります。気長に待ちましょう。
自分のXPS13 9300という執筆時にはそこそこ良かったノートPC(Core i7-1065G7, メモリ16GB)では今回の画像で5分程度かかりました。
4Kにしようとしたら30分かかかったので、ノートPCでも可能ではあるけれどデスクトップPCの方が良いですね。
また、このソフトはマルチスレッドにも対応しています。”Tools ⇒ Settings ⇒ General”のところから設定しておきましょう。時間がメチャクチャ短くなります。


完成したものがこちらになります。生成される画像は背景が透明になっているので、他の画像編集ソフトで背景だけ付けることをおすすめします。
作った作品集
その他作った作品を置いておきます。慣れると短時間でたくさん作れて楽しいですよ!






まとめ
以上で幻想的なフラクタルアートの制作方法の紹介は終わりです。
絵心が無くても幻想的な画像をオリジナルで作れるのはとても魅力的ですね!
デザインで困ったときには是非活用してみてくださいね!
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